◆漁法について
#01. またこ海女漁(あわびに三種類があり、黒・赤・また・のまたから付いた名前です。)
・水深が一番深い所に生息する、またあわびをおもに採っていた。
・重りを抱いて一気に海底まで潜って採り、合図をして海面へと一気に上げてもらう、この合図が命綱のため、親兄弟でコンビを組んでやっていた。
・水揚げ量、金額供にダントツでした。
・現在は一人もいません
#02. 船から磯(海女船に焼く5人から10人乗り合い)
・水深は7.8mから15m
・海女漁の主流
・アワビ・サザエ・うに(時期により、紫ウニ、馬糞ウニ(がぜ))を採る。
・水揚げはそれなりです。
#03. ガネ海女(当地ではカニのことをガネと言うところからついた名前です。)
・カニの横這うと同じ様に波打ち際を左右に移動しながら採る方法で、全く泳げない人でも海女漁が出来る。
・おもに、うに(馬糞ウニ、紫ウニ、赤ウニ)床伏を採る。
・水揚げは、根気には勝てない。
◆漁期について
・5月1日から9月中期迄
・他に節句磯(旧暦の3月3日のお節句、3月4日の花ちらし(花見)のごちそう用に、また豊漁と安全祈願の為に奉納用として3月2日に一日だけ解禁。
・上記以外は禁漁。
◆うに・あわびの種類ついて
紫ウニ・・・5月~6月中期(ウニの中では1番味が淡白)
馬糞ウニ・・・7月(普段生では食べないが、この時期だけは生でも美味しい。)
赤ウニ・・・8月~10月(一般に生で食べ、味が濃厚)
あわび・・・時期 12月21日~10月31日迄
黒(お刺身、すしねた)
赤(身がやわらかい)
また(身が柔らかく厚みがありアワビステーキなどで食べる。)